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本榧、新榧、本桂などの材質について [囲碁将棋共通]

もう手元にはないが、以前、ヤフオクで落札した本榧・天地柾の将棋盤、今思うと、あれは本当に本榧だったのか疑問が残る。磨くと艶があって、指し味も良かったので、本榧だと思い込んだが、写真をみると、新榧のようにも思えてくる。
kayaban.jpg

榧は古いものだと、香りがしなくなるという説もあるようだが、私の持っている本榧5寸の碁盤は、60年前に製作されたものだが、いまだに、榧の芳香が漂ってくる。

上の将棋盤は、香りが全くしなかったような気がする。柾目の通り方などは、新榧(スプルース)も本榧も大差ない。ただ、新榧のほうが白っぽくて、感触が柔らかいように思う。

だから、新榧の中古盤には、打ち痕や凹みが意外と多い。指し味も柔らかいが、盤自体に耐久性がないように思う。榧、新榧、本桂では、本桂が一番硬いような印象を持っている。

本桂も5寸を超えると、重厚な打ち音がするが、3寸盤程度では、硬く高い打ち音で安っぽい感じがする。(棋譜並べには、桂の3寸盤を使用中。)

人に頼まれて、年代物の本桂6寸碁盤を今日、碁盤屋に持ち込んだら、「これは榧かもしれない」と職人が言ったので、驚いた。脚を外して、いや、桂だ、と訂正したので、そりゃそうだろう、とホッとした。

本桂でも、年代を経て、いい艶に熟成すると、榧と見まがうほどになるんだなと思った。

これがそう。
katsura.jpg
タグ:将棋盤 碁盤
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