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新榧と本榧の簡単な見分け方 [囲碁将棋共通]

ヤフオクの将棋カテゴリーや囲碁カテゴリーを見ていると、新榧碁盤・将棋盤を平気で本榧として出品している輩が多い。

これは、ジルコニアをダイヤですと言って出品するのと同じで、完璧に詐欺行為にあたる。分からないなら、「本榧」と明記するな、馬鹿野郎。。。。。中には、譲った人が本榧と言っていた、と他人のせいにする奴もいる。

お前詐欺師か、と言いたい気持ちを抑えて、私は「その盤は甘い香りがしますか?」と穏やかに質問することにしている。しかし、返事がなければ、即ヤフオクに「通報」。明らかに詐欺だから。

こういう例は、結構、リサイクル店を営む古物商に多い。

「シロートなので(古物商だろ!)材質はよくわかりません。写真でご判断ください」と書きながら、タイトルには堂々と、本榧碁盤・・・・本榧将棋盤・・・・と明記。


見分け方は、目利きなどいらず、いたって簡単。

等間隔で粗く単純な柾目なら、明らかに外材のスプルース、つまり新榧。

本榧の木目は、真直ぐではないことが多く、くねくねとした曲線を描くことが多い。

とはいえ、木口の木目だけでは判断しにくい場合がある。本桂でも、木目は本榧に近似していることがある。

しかし、決定的なのは「匂い」だ。嗅げば分かる。どんなに汚れて古くなった本榧でも、しっかりと匂いがする。

甘く香ばしい。アロマだ。榧の臭いは人を癒す甘いアロマ。

しかし、気を付けないといけない場合がある。

本榧盤のそばに長く置いていた新榧や本桂の盤だ。本榧の香りがあまりに強いため、隣の盤に匂いが移ることがあるのだ。

だから、いい匂いがするからといって、100%榧とは限らない。しかし、香りのしない本榧というのは存在しない。100年経った碁盤でも、本榧なら、いい香りは残っている。

本榧は生きていて、呼吸しているのだ。だから、200年前の江戸時代の本榧碁盤でも匂う。

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