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藤沢秀行揮毫入り 6.4寸 本榧柾目碁盤 [囲碁]

本榧柾目の6寸碁盤なら、新品で100万以上の値が付くでしょう。しかし、ヤフオク!の中古市場では、その5分の1から10分の1でしか売れないのが現実です。

売り手側からすれば、非常に厳しい世界ですが、買い手の囲碁愛好者にとっては、高嶺の花の高級碁盤が格安で入手できるウハウハな市場なんですよね。

今年の4月に、京都の老舗お茶屋の社長さんのご依頼で、見事な本榧6寸柾目碁盤を委託出品させていただきました。

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碁石付きで35万とは激安の落札でした。落札者は、なんと、恐らく皆さんもご存知の有名碁盤店の社長さんでした。

碁盤を販売しながら、ご本人もコレクターという方多いみたいですね。

何年か前には、超有名碁石店の社長さんが碁盤を落札されたこともあります。

多忙なのか、どの方も連絡や入金が非常に遅いのが社長アルアルですね。

囲碁をやっている社長さんは結構多くて、何年か前、仏壇屋の社長さんに碁盤を売りました。他にも買ってもらおうと、直接電話したりもしましたが、その方の購入履歴を見ると、数万円の安い碁石や碁盤ばかり買っていて、ケチなのか、高い物を勧めても購入されませんでした。

ヤフオク!経由だと手数料もばかになりませんので、できれば、直接取引したいのが我々販売者の本音なんです。

掘り出し物があれば、まずはコレクターにお伝えして、買い手がなければ、やむおえずヤフオク!に出す流れとなります。

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宮松影水作 錦旗 彫埋将棋駒 [将棋]

歴史的にも価値の高い、宮松影水の彫埋駒を入手しましたので、写真をアップします。

宮松影水(1928-1972)は、夭逝の天才駒師と呼ばれ、コレクター垂涎の的となっています。影水の迫力ある錦旗書をご鑑賞ください。

 木地:平凡な板目。恐らく御蔵島黄楊。
 状態:時代ものですので、小傷が散見されますが、状態は比較的良好かと思います。
 
PS
 その後、ヤフオク!に出品したところ、20万円ほどで落札されました。
落札された方は、将棋の駒に関する書物を自費出版されている方で、駒コレクターの中では、比較的有名な方でした。
 下記の影水の駒が、将棋駒研究の一助となれれば幸いです。

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200万円の本榧将棋盤を買ってくれと言われ・・・ [将棋]

知人より、200万円で購入したという将棋盤の買取を依頼されたが、買い取る資金がなく、50万円でと申し出たが、ダメでした。勿体ないことをしたと悔やんでいます。(数日前の話)

偶然、このブログを見られて欲しいと思われた方、100万円以上の値段でいかがですか?

価格交渉、ご質問など、何でもご連絡ください。

>>>> こちら
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渡辺明竜王と、佐藤康光棋聖(現永世棋聖)の揮毫入りですから、200万円プラスアルファ―でもいいのではないでしょうか?

PS その後、この将棋盤は、知人に譲渡されたようです。

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香りのない中国産本榧を入手 [囲碁将棋共通]

本榧は必ず匂う、と前回偉そうなことを書きましたが、先日ヤフオクで入手した3寸卓上将棋盤についての話。

中国産本榧で、なぜか値が上がらず、わずか数千円で落札しました。到着してビックリ。

鼻を盤に擦り付けても臭わない。極めて微量の榧の匂いらしきものは感じましたので、桧葉のような他の材種ではなさそうで、「中国産本榧」に間違いなさそう。

過去に、何度も、めぐみ堂や、ほんかや工房から、中国産の榧盤を購入しましたが、本榧の香りは大変強かったのを覚えています。

「中国産本榧は匂わない」という人がいたら、それは間違いです。

私の仮説ですが、「中国産本榧は最初匂うけれども、匂いの減少が激しく、経年によって、あまり匂わなくなってしまう」のではないでしょうか。

私の部屋には数台の古い本榧碁盤(恐らく国産)がありますが、どれも相当のアロマを放っています。息苦しいほどです。

一度、明治時代の本榧盤を所持していたことがありますが、これまたいい匂いでした。

甘く穏やかな香り、部屋中に広がる癒しの香りは、やはり国産本榧特有のものなのでしょうか。


中国産本榧と国産本榧の見分け方、どなたかご存知の方、ご教示願えませんか?

木目の特徴、香りの特徴の両面から是非知りたいですね。





新榧と本榧の簡単な見分け方 [囲碁将棋共通]

ヤフオクの将棋カテゴリーや囲碁カテゴリーを見ていると、新榧碁盤・将棋盤を平気で本榧として出品している輩が多い。

これは、ジルコニアをダイヤですと言って出品するのと同じで、完璧に詐欺行為にあたる。分からないなら、「本榧」と明記するな、馬鹿野郎。。。。。中には、譲った人が本榧と言っていた、と他人のせいにする奴もいる。

お前詐欺師か、と言いたい気持ちを抑えて、私は「その盤は甘い香りがしますか?」と穏やかに質問することにしている。しかし、返事がなければ、即ヤフオクに「通報」。明らかに詐欺だから。

こういう例は、結構、リサイクル店を営む古物商に多い。

「シロートなので(古物商だろ!)材質はよくわかりません。写真でご判断ください」と書きながら、タイトルには堂々と、本榧碁盤・・・・本榧将棋盤・・・・と明記。


見分け方は、目利きなどいらず、いたって簡単。

等間隔で粗く単純な柾目なら、明らかに外材のスプルース、つまり新榧。

本榧の木目は、真直ぐではないことが多く、くねくねとした曲線を描くことが多い。

とはいえ、木口の木目だけでは判断しにくい場合がある。本桂でも、木目は本榧に近似していることがある。

しかし、決定的なのは「匂い」だ。嗅げば分かる。どんなに汚れて古くなった本榧でも、しっかりと匂いがする。

甘く香ばしい。アロマだ。榧の臭いは人を癒す甘いアロマ。

しかし、気を付けないといけない場合がある。

本榧盤のそばに長く置いていた新榧や本桂の盤だ。本榧の香りがあまりに強いため、隣の盤に匂いが移ることがあるのだ。

だから、いい匂いがするからといって、100%榧とは限らない。しかし、香りのしない本榧というのは存在しない。100年経った碁盤でも、本榧なら、いい香りは残っている。

本榧は生きていて、呼吸しているのだ。だから、200年前の江戸時代の本榧碁盤でも匂う。

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