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黄ばんだ碁石の漂白方法 その2 [囲碁]

碁石の漂白については、以前記事を書いたことがあります。
>>>黄ばんだ碁石とオキシドール

市販のオキシドールに3日ほど漬けておくというものです。
碁石の買取を以前行っていたため、この方法で漂白したことは何十回もあり、お勧めできる基本的な方法です。

碁石によっては、これだけで見違えて白くなる場合もありますが、あまり効果が感じられないこともあります。

黄ばみの原因としては、単に経年変化が多いかと思いますが、タバコのヤニや、碁笥の色移りなどもよくあります。

榧の碁笥をたまに見かけますが、碁石に榧の匂いと黄色い色が移りやすいので、お勧めできません。

以前、宮崎の老舗碁石店に碁石の磨きに出したことがあり、納期を聞くと、店主が天候を気にしているので不思議に思ったことがあります。

後で知ったのですが、プロは、碁石を白くするため、オキシドール漬けと、天日干しを交互に何回かやるようですね。

今日日差しが強かったので、昨夜からオキシドールに漬けていた、ほぼ全石が黄ばんでいた蛤碁石を初夏の強い日差しに当ててみました。

4時間後、なんと、碁石が真っ白になっていたのです!

紫外線の漂白効果なのでしょうか、自然の力は凄いと感じました。

オキシドールで黄ばみが落ちない場合、是非、皆さんも強い日差しに数時間当ててみてください。

陰干しで単に乾かすのではなく、カンカン照りの直射日光に当てるのです。

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タグ:碁石 囲碁
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黄ばんだ碁石とオキシドール [囲碁]

  碁石の手入れ方法で、You tube で見たことがあるのですが、卵の黄身で蛤碁石を洗っていました。試しにやってみましたが、効果が良く分かりませんでした。

  汚れが取れるのか?艶が増すのか?ネットでググっても、黄味で洗うお手入れというのは出てこない。この動画は、「絆(碁石のお手入れ)」でググると出てきます。

  本題に戻り、碁石のお手入れですが、お手入れ方法や心掛けは、碁石店や碁盤店のホームページにたいてい載っていますので、そちらをご覧ください。

  ここでは、汚れて黄ばんだ碁石のお手入れについて、私の普段やっている方法をご紹介します。

  すでにネットでも紹介されていますが、過酸化水素水(オキシドール)に丸2日間浸しておくというものです。

  使い終わったオキシドールは、黒石の消毒洗浄にも使えます。

  黒石も白石も最後は、水に浸して、完全にオキシドールは落としておいてください。あとは天日で1日乾かします。

  オキシドールは消毒液ですので、殺菌効果や脱臭効果もあります。蛤の黄ばみも、かなり落ちます。完全には落ちませんが、比較的新しい蛤なら、真っ白になる場合もあります。

  蛤はさらに、「イボタロウ」で磨くと艶が出ます。私は100%天然の固形イボタロウを購入し、おろし金で摺って粉末にして使っています。

  合成のイボタ蝋が安く売っていますが、使わないほうがいいかと思います。100%天然と明記されている商品を選んでください。

  ※現在のところ問題は発生していませんが、長期的には分かりませんので、自己責任でお願いします。





タグ:碁石
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藤沢秀行揮毫入り 6.4寸 本榧柾目碁盤 [囲碁]

本榧柾目の6寸碁盤なら、新品で100万以上の値が付くでしょう。しかし、ヤフオク!の中古市場では、その5分の1から10分の1でしか売れないのが現実です。

売り手側からすれば、非常に厳しい世界ですが、買い手の囲碁愛好者にとっては、高嶺の花の高級碁盤が格安で入手できるウハウハな市場なんですよね。

今年の4月に、京都の老舗お茶屋の社長さんのご依頼で、見事な本榧6寸柾目碁盤を委託出品させていただきました。

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碁石付きで35万とは激安の落札でした。落札者は、なんと、恐らく皆さんもご存知の有名碁盤店の社長さんでした。

碁盤を販売しながら、ご本人もコレクターという方多いみたいですね。

何年か前には、超有名碁石店の社長さんが碁盤を落札されたこともあります。

多忙なのか、どの方も連絡や入金が非常に遅いのが社長アルアルですね。

囲碁をやっている社長さんは結構多くて、何年か前、仏壇屋の社長さんに碁盤を売りました。他にも買ってもらおうと、直接電話したりもしましたが、その方の購入履歴を見ると、数万円の安い碁石や碁盤ばかり買っていて、ケチなのか、高い物を勧めても購入されませんでした。

ヤフオク!経由だと手数料もばかになりませんので、できれば、直接取引したいのが我々販売者の本音なんです。

掘り出し物があれば、まずはコレクターにお伝えして、買い手がなければ、やむおえずヤフオク!に出す流れとなります。

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碁笥専門の格安ショップを開設しました! [囲碁]

本物志向の囲碁愛好者は、是非前川碁盤店などの高級な国産製品をお求めください。

一方、実用志向で、碁笥にはお金をかけたくない方は、是非私の碁笥ショップよりお求めください。

中国の製造業者より輸入して販売しています。

そこは中国製なので、輸入しても欠陥品があったりで、ハイリスクは否めませんが、検品して実用に耐えうる商品のみを販売します。

一度、蓋が閉まらない碁笥がありました。欅の碁笥は、中国製でも木目が美しく、高級な雰囲気がありましたが、小さな虫穴が開いていました。

とはいえ、良い製品もあります。個人的には、竹製の碁笥がお気に入りです。かつて日本でも、竹をそのまま切り取って、碁石を入れていたようですが、中国の竹碁笥は、竹材を組み合わせて作っていて、堅固なつくりで、長く使えそうな実用性がある珍品です。
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品数を今後揃えていきますので、是非ブックマークをしてたまに覗いてみてください。

まだ初心者で、囲碁用品にお金をかけるよりは、腕を磨きたいという方には格安碁笥がおススメです。

   >>> 碁笥ショップ なごみ

碁笥のサイズの目安 [囲碁]

碁笥のサイズを表す場合、<大><特大><超特大>といった用語が使われます。目安としては、以下のような大きさ(幅寸法)とされているようです。

< 大 >約4.6寸(13.9cm) 31号まで
<特 大>約4.9寸(14.8cm) 35号まで
<超特大>約5.3寸(16.0cm) 40号まで

碁石の厚さは30号(8.0mm)~35号(9.8mm)が一般的ですので、<特 大>で大体は間に合いそうです。ただし、同じ号数でも、黒石は白石より大きめですので、白石が入っても黒石が入らないこともたまにあります。

大は小を兼ねるの諺どおり、<超特大>を購入するのが一番安心かもしれません。

下の写真は、最近入手した「山楸(さんしゅう)の<超特大>碁笥」。ウレタン加工されているようです。
山楸(さんしゅう)という木は、中国原産ノウゼンカズラ科の落葉高木で、やまひさぎ、きささげなどの仲間と思われます。

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タグ:碁石 碁笥 囲碁

サンチュウの碁笥とは!? [囲碁]

囲碁の棋具にはあまり詳しくないのですが、先日、ヤフオクの囲碁出品を眺めていましたら、「サンチュウの碁笥」というのが出ていました。

なかなか綺麗な模様と色合いだなと思い、「サンチュウ」でぐぐって見たのですが、森三中が出てきたりで、どんな木材なのか、わかりませんでした。そこで、出品者にどんな漢字なのか訊いてみました。

 「浅学のため、教えてください。サンチュウというのは中国の木材でしょうか?どのような漢字を書くのでしょうか?」

この質問に対して、出品者から次の回答が送られました。

 「ご質問有難うございます。中国産の木でひさぎに似ていることから山楸(サンチュウ)と呼ばれております。ご検討方よろしくお願いします。」

山楸でぐぐってみると、楸(しゅ・しゅう):①木の名 ひさぎ きささげ ②ごはん 棋局 碁笥の材料の木と思われる。 (サンシウ)さんしゅう:木の名。やまひさぎ。

とあり、サンチュウではなく、サンシウ、サンシュ、サンシュウではないのかと思えました。サンチュウは中国語に近い読み方??

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珍しい四方柾(四方木口)の5寸碁盤 [囲碁]

珍しい新榧(しんかや)の5寸盤を持っていたのですが、ヤフオクで処分しました。

この碁盤は、上下、左右の四方が柾目という非常に珍しい木取りで四方柾(四方木口)でした。

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四方木口というのは、魔除けの縁起物として珍重される碁盤と言われています。

吉田寅義著「碁盤将棋盤 棋具を創る」には、

「四方木口は、四方の盤側に切り口(木口)が出るので、四方みな口であることから、魔除けの盤として珍重された」とあります。

最近、入手したこの本「碁盤将棋盤 棋具を創る」は、碁盤・将棋盤愛好家なら、是非一読したい、中身の濃い著作物です。著作の冒頭には、坂田栄男や中原誠から推薦文が寄せられています。

座右の書として、興味深い話があれば、また本ブログでもご紹介したいと思います。廃刊なので、中古本でしか手に入りません。アマゾンマーケットプレイスなどで購入できます。

イボタロウとは!? [囲碁]

イボタロウって、たまに耳にしていたのですが、子供のあだ名みたいで面白いな、という程度で、それほど気にしていませんでした。とにかく、囲碁については、超のつく初心者ですので、、、、

ネットで調べると、どうもイボタロウとは、「イボタ蝋」のことで、イボタの木に寄生する”いぼたろう虫”の幼虫が分泌する白い物質のことらしいです。ちょっと気持ち悪いです(笑)。

私は、イボ・タロウと読んでいましたが、正しくは、イボタ・ロウなんですね。

戸すべりのワックスにも使われるようですが、囲碁愛好者は、碁石の艶出しに使うようです。

イボタロウで蛤碁石を磨けば艶が蘇るそうです。

使い方はこんな感じらしい。
① 前もって180粒の蛤碁石をすべて一粒ずつ木綿の布で乾拭きしておく。
② 巾着袋に蛤碁石20~30粒とイボタロウ粉末極少量(耳掻き山盛り一杯
程度)とを入れ10回くらい揉んで蛤碁石にイボタロウを塗す。
③ イボタロウを塗した蛤碁石を一粒ずつ木綿の布で磨く。

私は、将棋盤や駒は、前回紹介した「みつろうクリーム」(約千円)で磨いています。同じ蝋でも、イボタロウは結構高いですね。高級な蛤碁石をもっている方には、必要でしょうが、私のように、ガラス碁石しか持っていないものには不要かもしれません。



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