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脚付の将棋盤を買っても、駒台の入手が面倒 [将棋]

脚付きの本格将棋盤をせっかく安価で手に入れても、駒台が高いので困ることがあります。駒台を自作しても、碌なものはできません。

やはり、プロの作ったものを購入するしかないですね。

材は、本桂とヒバが大体同価格で、3500円~4000円程度でしょうか。本榧になると、その2倍くらい、桑になるとそのまた3倍くらいはするようです。

NHKのテレビ対局などで使用されているのは4本足で桑製だと思います。本榧や新榧のように白っぽい盤を使う場合は、ひばのような白い駒台よりも、桑の黒っぽい駒台が似合いますね。

ヒバの駒台にカラーオイルフィニッシュでダークブラウンに色付けしてもいいかなと思います。

本榧の6寸用の中古の駒台をヤフオクで処分しました。3500円で売れましたが、安すぎたかな??

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榧の芳香は脳に心地よい [囲碁将棋共通]

最近、本榧の6寸将棋盤を落札したのですが、天面にヒビが入っており、クレームを入れたら、出品者が代金を返金してくれて、商品も返品しないでいいというので、タダで貰った。

得した気分だけれど、天面のヒビが3マス目位まで広がっていて、売り物にはしがたいので、自分で使うことにした。

枕元に置いているのだけれど、夜寝ていると、榧の香りがアロマのように漂ってきて、癒される。榧の癒し効果は凄く心地よい。

同じ榧でも、中国産の榧は香りがキツイという人もいる。一方、国産は甘い穏やかな香りとか・・・。

中国産の榧といえども、今や、輸出禁止になっているので、いつまで低価格での販売がされるか不透明だ。国産の榧は大木が枯渇していて高額になっていると聞く。

本桂でさえ、伐採が進んで枯渇している。今や、将棋盤と言えば、北米のスプルースが主体。新榧と呼ばれているが、香りはしないし、柔らかすぎて傷がつきやすく、シミも出やすいので、耐久性がない。柾目が多く、見た目は榧のように美しいが、経年とともに、柾目部分が黒くなってくるので、10年くらいで削り直しが必要になってくるだろう。

スプルースにするなら、桂のほうが硬くていいが、桂も入手困難なので、古い桂盤を目盛り直しして使うのがいいのではないかと思う。

ただ、芳香では国産の本榧に勝るものはない。将棋盤も碁盤も本榧がやはりベストだ。


珍しい四方柾(四方木口)の5寸碁盤 [囲碁]

珍しい新榧(しんかや)の5寸盤を持っていたのですが、ヤフオクで処分しました。

この碁盤は、上下、左右の四方が柾目という非常に珍しい木取りで四方柾(四方木口)でした。

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四方木口というのは、魔除けの縁起物として珍重される碁盤と言われています。

吉田寅義著「碁盤将棋盤 棋具を創る」には、

「四方木口は、四方の盤側に切り口(木口)が出るので、四方みな口であることから、魔除けの盤として珍重された」とあります。

最近、入手したこの本「碁盤将棋盤 棋具を創る」は、碁盤・将棋盤愛好家なら、是非一読したい、中身の濃い著作物です。著作の冒頭には、坂田栄男や中原誠から推薦文が寄せられています。

座右の書として、興味深い話があれば、また本ブログでもご紹介したいと思います。廃刊なので、中古本でしか手に入りません。アマゾンマーケットプレイスなどで購入できます。

将棋盤補修 鉋(かんな)の使い方は難しい。 [将棋]

中学校の技術家庭で使って以来、数十年ぶりに鉋を使ってみました。

なかなかうまく削れないものです。

ゴム金槌で、叩いて、刃を出すのですが、出しすぎると引っかかるし、出さないと、全く削れない。

将棋盤の側面、木口と木端を削って綺麗にするため、鉋を買ってきたわけです。

ホームセンターで、ミニ鉋というのを売っていて、3000円位のもあるのですが、自信がなかったので、とりあえず、千円程度の安物で我慢。

自分が普段使っている本桂3寸盤の木端(こば)を削ってみた。まあまあうまく削れる。木口(こぐち)がうまく削れない。硬くて引っかかる。

刃の出す割合ですが、紙1枚か2枚程度の厚さがいいらしい。

左右に偏らずに刃を出すのが結構難しいですね。


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碁盤・将棋盤の天面修理(目盛直し)の料金 [囲碁将棋共通]

余りにも汚れてしまった中古盤をヤフオクで落札して、綺麗にして出品するのは楽しいですね。

ほとんど儲からないのですが、リサイクルして、安い値段で綺麗な盤を使ってもらえるというのは、嬉しいものです。

何十年も前に、職人さんが一生懸命製作した碁盤や将棋盤が、修復すれば新品のように蘇ります。

盤の補修(目盛直し)は、どこでもやってくれるわけではありませんが、碁盤屋さんのホームページなどを見ると、引き受ける場合は、料金などを記載しています。

料金はかなりまちまちですが、桂・新榧か本榧かで料金が異なります。銀杏は本榧と同じ料金のケースが多いようです。銀杏の碁盤は最近は少ないですけどね。

●某碁盤店 送料700円
 将棋盤天面修理:8000円(桂・新榧)・12000円(本榧)
 碁盤天面修理:10000円(桂・新榧)・14000円(本榧)

●京都大石天狗堂 送料1050円
 将棋盤天面修理:6720円(桂・新榧)・15120円(本榧)
 碁盤天面修理:8400円(桂・新榧)・21000円(本榧)

●三輪碁盤店 送料550円
 将棋盤天面修理:6700円(桂・新榧)・10000円(本榧)
 碁盤天面修理:7700円(桂・新榧)・12600円(本榧)

いろいろ調べましたが、上記の3店舗は安いほうだと思います。
中には、数万円の修理費を取るところもあります。

公表しませんが、私が利用している店は、さらに安いです。

ところで、私が最近まで所有していた銀杏の碁盤です。私に譲った人は本榧だと思っていたみたいですが。。。。。熟成していい色艶がでています。

この銀杏の碁盤は、修理はしていませんが、木口・木端を紙やすりで磨き、裏面は、オイル・フィニッシュで色付けしました。綺麗に仕上がったと思います。1万5000円位で売れました。

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